錦織は、第7シードディミトロフ相手にセットカウント2-1で敗れ、準優勝でした!
サマリーの画像があるので、その画像を見ながら、錦織の試合を振り返ろうと思います。
第1セット
6-2 ディミトロフこのセットはお互いのファーストサーブの確率が高いですね。
ただ、エースの数が錦織0に対し、ディミトロフ2。
やはり、サーブの差を感じますね。
サマリーではないですが、試合全体を通した感想で
サーブでのフリーポイントの数もディミトロフの方が多く感じました。
第1セットでは錦織のWinnersの数は6で、Unforced Errorsが11
ブレイクポイント3本あって決めきれていないところから
ミスが目立ち、決めきれなかった場面も多かったと感じます。
対するディミトロフはWinnersの数がUnforced Errorsの数を上回っていて、
2回あるブレイクポイントを2回とも決めています。
第1セット後半のディミトロフは、攻めるときはエース狙いの強打、守るときは深いスライスを使い、
ロングラリーを制している場面が多かったです。
第1セットの錦織のショットは、ラリーが長引くと、ショットが浅くなることがあり、そこを叩かれて決められる場面がよく見られました。
その結果がサマリーにも出ていますし、2ブレイクされている要因に感じました。
第2セット
6-2 錦織このセットでは、ディミトロフのファーストサーブの確率が下がり、
錦織は高い確率をキープしています。
第2セットでは、錦織は第1セットのような甘いショットは減り、Winnersの数が増え、ミスが減っています。
逆にディミトロフは、錦織の甘いショットが減ったため、少し強引に攻める場面があり、Unforced Errors数が増えています。
このセットではディミトロフのファーストサーブの確率が下がったこともあり、錦織はチャンスを活かし、2ブレイクしています。
第2セット終了後、錦織はメディカルタイムアウトをとっています。
脇腹に痛みを感じたようです。
第3セット
6-3 ディミトロフサマリーの画像はないため、マッチサマリーから計算します。
ファーストサーブ
ディミトロフ:66%・錦織:64.5%
Winners
ディミトロフ:7・錦織:6
Unforced Erorros
ディミトロフ:3・錦織:7
第3セットは、第7ゲームまでは互角の戦いをしていたように思います。
第8ゲームの錦織のサーブで、錦織のミスやディミトロフのいいショットが決まり、ブレイクされました。
サマリーからわかるように、このセットの錦織は、第2セットと比べて、プレーの質が落ちています。
特にファーストサーブの確率ですね。
ファーストサーブの確率が落ちたことにより、サービスゲームは第2セットよりも苦戦しています。
最後にマッチサマリーを載せます。
マッチサマリーを見てわかるように、今回はディミトロフの方が全体的に見ていいプレーをしていますね。
錦織のUnforced Erorrsの数がWinnersの数よりも多いのは気になるところです。
錦織は攻撃的なプレイヤーなので、ある程度のミスは仕方ないですが、今回はミスが少し目立ちました。
後半は脇腹の痛みの影響か、少し雑なプレーがありましたが、それを踏まえても少し多いです。
そして、攻めていったにもかかわらず、攻め切れていない、得点に結びつかないという場面もありました。
今回は、ディミトロフのディフェンスが素晴らしかった部分もありある程度仕方ないところはありますが、
グランドスラムを制すために倒さなければならない、ジョコビッチやマレーのディフェンスを突破するためには、より高度な攻撃が求められるでしょう。
そう考えると今日の結果は、あまりいいものではないです。
錦織らしい素晴らしいWinnersも度々見られましたが、今日の感じだと、彼らのディフェンスを何度も突破するのは、まだ難しいように感じます。
とはいえ、今日のネットプレーやドロップショットなど、錦織らしい多彩な攻撃がうまくはまっている場面もよく見られたため、
負けはしたものの、全てがダメだったという内容ではないと思います。
ストロークでのミスを全豪オープンまでに修正できれば、全豪オープンでの活躍も期待でいると思います。
あとは、脇腹の具合ですね。
今日のエキシビションは参加せずに回復に専念するようなので、万全の状態で、全豪オープンに挑めるといいですね。
次は、全豪オープンのドロー表が出たら、また記事を書こうと思います!
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